覚えておいて損はない! 関節の役割分担『動き』と『固定』について

【令和3年7月26日】

本日は、ノートレ。

週末はトレーニング負荷が高くなってしまうので、月曜日の朝は原則ノートレです。

昨日の25㎞の割には脚の疲労が少なく、トレーニングはできそうですが、無理は禁物。おとなしくしています。

そんな今日は、ワタクシの人生を変えてくれた「関節の役割分担」についてのお話。

まずは、本の紹介。

  【ファンクショナルトレーニング】

    【走動作のファンクショナルトレーニング】

この本は、『機能的な動作』につなげるためには体幹トレーニング 方法について、「適切な動き」と「適切でない動き」を写真を多く用いて、わかりやすく解説しています。

トレーニング方法の解説の前に、ファンクショナルトレーニングの理論について書かれていますが、これが面白いんです。

その中で、ワタクシが身をもって重要だと感じたのが…

 関節には、『動き』と『固定』の役割分担がある

という部分。

関節の役割分担について理解している方が、「身体を機能的に動かす」ことを実践しやすいです。

「動き」に特化した関節を『モビリティ関節』、「固定・安定」に特化した関節を『スタビリティ関節』といいます。そして、『スタビリティ関節』と『モビリティ関節』は交互に存在しています。

これが各関節の役割ですが…

足関節モビリティ関節
膝関節スタビリティ関節
股関節モビリティ関節
仙腸関節 / 腰椎スタビリティ関節
胸椎モビリティ関節
肩甲胸郭関節スタビリティ関節
肩関節   モビリティ関節
肘関節スタビリティ関節
手関節モビリティ関節
頸椎スタビリティ関節

と、なっています。

「足関節」「股関節」「肩関節」がモビリティ関節、「膝関節」はスタビリティ関節、この辺りは解りやすいですね。

ここで、頭の中が『???』となりました。

「膝関節」がスタビリティ関節で、「股関節」がモビリティ関節。ってことは、腰は???

この表をみて、ワタクシは愕然としました。

学生時代から腰痛に悩まされていたワタクシは、大きな大きな勘違いをしていました。

腰は、捻ってはいけなかったんだ…

腰(腰椎)を捻ってしまうと、何が起きるのか?

「スタビリティ関節」である腰椎が「モビリティ関節の役割」をしてしまうと、その前後の「モビリティ関節」が「スタビリティ関節の役割」を果たすことになります。その結果、身体全体の『モビリティ関節』と『スタビリティ関節』の役割が全て入れ替わってしまいます。本来にない役割を行った各関節には大きな負担が生じ、「痛み」や「機能障害」を招いてしまいます。

このように「関節の役割が入れ替わってしまった」ことが、ワタクシの「腰」「臀部」「膝」の痛みの原因だったのです。

これを理解したワタクシは、日常生活の動作を全て見直しました。

最初はぎこちなく動いていましたが、本来の役割を取り戻した各関節は、段々と連携して動いてくれるようになりました。その結果、すっかりと腰痛から解放されて、健康で機能的な姿勢を作れるようになり、負荷の高いトレーニングもこなせるようになりました。

この本は、ワタクシの人生を一変させてくれました。

皆様も、『モビリティ関節』と『スタビリティ関節』の役割について意識するだけで、見えている世界が変わるかも⁈

『ファンクショナルトレーニング』『走動作のファンクショナルトレーニング』には、『機能的な動作』につなげるためには体幹トレーニングをたくさん取り上げられています。細かいトレーニング内容について興味のある方は、是非ご一読ください。

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